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100%と90%の違い

おはようございます。Cobbyこと小林 健了です。

私が知っている主な資格試験の中で、面接試験があるのは、
・中小企業診断士 (口述試験)
・技術士 (口頭試験)
です。
面接試験の合格率は、中小企業診断士ではほぼ100%であるのに対し、技術士では90%程度といわれています。

合格率が100%と90%。わずか10%の差かもしれませんが、その心理的影響や面接試験への対応というものは、まるで異なってくるものです。

中小企業診断士試験では、面接試験を受けられるとわかってから実際の面接試験までの期間は10日間です。
期間は短いのですが、その間、模擬面接を1回か2回受けて「さあ、頑張ろうか」という雰囲気です。
場合によっては、模擬面接の後に宴会を行うケースもあるでしょう。
はっきり言って、かなりお気楽です。

他方、技術士のほうでは勝手が異なります。
確かに、面接試験を受けられるとわかってから実際の面接試験までの期間は最低1か月はあります。
しかしながら、そのとき、自分が落選する10%にならないよう、徹底的に対応がとられることになります。
最初は、面接試験の資料とされる、試験申し込みの願書の再確認、そこに突っ込みどころがないかの点検、
技術士の法律や倫理面などの基礎事項の再学習、模擬面接、など、多くのステップを経ていきます。
人によっては、そこそこ経済的な投資も行うかもしれません。

技術士の面接試験に当たっては、想定問答集も作ることになります。
最低50項目は必要でしょう。(注: 本番で質問される項目数はせいぜい20質問)

こうやって見ても、いくら合格率が高くても、「落ちる人がいる」という事実が分かっただけで、取られる対応が全く異なることが分かるでしょう。

世の中、100%はありません。
自分がどうしても成し遂げたいと考えたら、多少なりとも努力は必要といえるでしょう。

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プロフィール

小林 健了

Author:小林 健了
取得資格: 中小企業診断士、技術士(電気電子部門、総合技術監理部門)、情報処理技術者 (ITストラテジスト等) 。主にITや製造現場の観点から、企業経営、コンサルティング、技術について情報提供してまいります。

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