2017/10/29
ITストラテジスト論述解析 (平成29年度問1)
こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。10/15の情報処理技術者試験、お疲れ様でした。
これから、計8回に分けて、平成29年過去問題のうち、論述問題の見解を述べていきます。
今年はゆるめに進めるので、もしかすると終わるのが合格発表後になるかもしれません (汗) 。
まずは、ITストラテジストの平成29年問1から。
今年の情報システム系の2問は、投資効果の検討、目標達成の評価ですので、系統が似通っておりどちらを選択するか迷われた方が多いかと推察します。
とはいえ、両方とも個別システムで対応できるので、全体システム化計画を苦手とする方でも
対応は容易であったと推察します。
では、さっそく見て行きましょう。
設問ア
・事業概要
・経営戦略
→以下のいずれかとなります。
* IoT、ビッグデータ、AIなどの最新のITの活用による業務革新
* 商品・サービスの長期にわたる安全かつ持続的な供給
・IT導入の目的
→コスト削減、効率化とならないように注意してください。
* ビジネスの発展→売上げ、サービスの向上を目的とする
* ビジネスの継続性→ITの性能・信頼性の向上、情報セキュリティの強化などを目的とする
IT導入による社会、経営への貢献内容が重要です。
・事業特性
設問イ
・IT導入の企画の内容
→以下の項目を漏れなく解答してください。
* IT導入によって実現されるビジネスモデル・業務プロセス
* IT導入の対象領域、機能、性能
* 投資効果
・重要と考え、工夫したこと
→ビジネス継続性の「システム停止、システム障害による社会、経営へのインパクトを推定し」が
該当箇所と思われます。
これを具体化することになるでしょう。
例えばシステム停止の場合のビジネス損失額の算定をXX手法で行うこととした、等。
ただし、ビジネスの発展については該当するヒントがないので自ら考えることになるでしょう。
KPIのくだりは、別項目があるのでそちらで述べたほうが安全と考えます。
・効果を評価するKPIとその目標値
→算定すべきことの記載はありますが具体的にどのような項目がある可までの明示はありません。
自ら考えることになります。
設問ウ
・事業部門への提案事項
→いろいろとありますが、少なくとも、例年通りに「投資効果を示すためのPLを見せた」は避けたほうがよいでしょう。
* 組織・業務の見直し
* 新しいルール作り
* 推進体制作り
* 粘り強い普及・定着活動の推進→チェンジマネジメントのようなものですね。
・事業部門からの評価
→「事業部門と共同で検討」ですので、事業部門からの評価も「事業部門が片棒を担ぐ」という観点の評価とする必要があります。
・評価を受けて改善したこと
→実際に改善したことにしましょう。「こうやって改善できればいいな」はNG。
こんな感じで振り返っていきます。
-----
イベント紹介です。
ITストラテジストを受験の皆様、是非ご参加ください。
「日本ITストラテジスト協会オープンフォーラム2017(関東支部主催) [2017年11月18日] 」を紹介いたします。
「日本ITストラテジスト協会」はITストラテジストの保有者を前提とした任意団体ですが、
ITストら次テストを取得しておらずとも、本イベントはITに興味がある、経営に興味がある方も
大歓迎です。
今回のテーマは「AI及びビッグデータをIT戦略に生かす方法」です。
AIやビッグデータに興味がある方、是非ともいらして下さい。
お申し込みは、こちらから。
以下は、紹介文です。
-----
【目的】日本ITストラテジスト協会(JISTA)関東支部では、毎月定例的に、会員相互の自己研鑽・知識向上を狙いとして、
IT関連のテーマを中心に議論・研究を行っております。今回は、関東支部での議論・研究を踏まえ「AI及びビッグデータを
IT戦略に生かす方法」をテーマとし、会員以外の方・他団体の方も参加し意見交換できるオープンフォーラムを開催いたします。
オープンフォーラムを通じて、ITストラテジストの認知度の向上、会員内外とのAI及びビッグデータに関する情報交換の場の
提供及び参加者にAI及びビックデータ等を活用し経営への寄与するためのヒントを提供することを狙いとしています。
【名 称】「JISTA関東支部オープンフォーラム2017」
【テーマ】「AIとビッグデータをIT戦略に生かすための方法」
【開催日時】2017年11月18日(土) 13:30~17:30
【会 場】 秋葉原UDX GALLERY NEXT-1
【定 員】 160人
【オープンフォーラム 参加料】
事前申込み(一般):2,500円
事前申込み(会員):1,500円
【お申込み】http://jista2017.peatix.com/


「できる逆引き Googleアナリティクス Web解析の現場で使える実践ワザ240 ユニバーサルアナリティクス&Googleタグマネージャ対応
「情報処理教科書 高度試験午後I記述 春期・秋期
「情報処理教科書 高度試験午後II論述 春期・秋期
秋試験の学習に向けて是非ともお読みくださいませ。
よろしければ、クリックをお願い致します。





コメント