2017/09/03
システム監査技術者午後1の問題文には、この構造がある
こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。久しぶりに、情報処理技術者試験の話題で。
最初にデータベーススペシャリストの話を書こうとしましたが、それよりも、
ITストラテジスト試験の対策になりそうな、システム監査技術者午後1の構造解析について。
システム監査技術者午後1の問題文には、構造に決まった特徴があります。
1. 序文
2. 予備調査の内容
3. 本調査の実施
4. 本調査での発見事項 (4段目はないこともある)
なお、「本調査の実施」ではなく、「監査手続書の作成、レビュー」ということで、
監査計画段階の事例もあります。
新制度になってからこの構造を外した問題は平成21年問3と問4だけなので、この構造は「かたい」と考えられます。
更に、設問と上記の構造についても特徴があります。
それは、「設問」と問題文の対応関係にあります。
設問と直接結びつく記述が、「3. 本調査の実施」から「4. 本調査での発見事項」に集中しているのです。
例えば、平成28年問3では、
「3. 本調査の実施」の(1)→設問1
「3. 本調査の実施」の(3)→設問2
「4. 本調査での発見事項」の(1)→設問1
「4. 本調査での発見事項」の(2)→設問1
「4. 本調査での発見事項」の(3)→設問1
となっています。問題文、設問文の構造から言えることは、
「問題文を最初から読んでいっても、設問と対応付けて読むことが難しいので、タイムロスとなる危険がある」
ということです。
この問題では開発規定が「3. 本調査の実施」の(1)から(4)に対応してくれていますが、そうでない問題も多いのです。
前半部分には答えが順序通りならんでいなかったり重要論点の密度が低かったりします。
なので、システム監査午後1の問題を解くときには、
設問→「4. 本調査での発見事項」→「3. 本調査の実施」→全文
と、フィルタをかけながら読んでいくとよいでしょう。
さて、ITストラテジストの午後1にも目を転じましょう。
こちらの問題文の構造も、
1. 序文
2. 現状の業務プロセス
3. 業務改革方針及び施策
となっていることが多いのです。
こちらは、平成28年問2、平成23年問2、組込み全問題のようにパターンを外されることも多いのですが、
問題選択でそのような問題を排除すればよいレベルでしょう。
こちらのほうも、頭から問題文を読まずに
設問→「3. 業務改革方針及び施策」→全文
と、フィルタをかけながら読みこんで、タイムロスをなくしたいところですね。
更に、システム監査の午後1にはITストラテジストにはない特徴があるのですが、
それは後日。
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