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システム監査技術者試験 2017 午後1回答を今更公開

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

今年のシステム監査 午後1で、95点という驚異的な得点を獲得しました。
今日は、その際に書いた解答を公開します。
素点では95点となるとは考えにくいことから、IPAがどのような採点を行っているか、の事例研究の一助になれば、と思います。

参考として、IPAが作成した解答はこちらです。

問1
設問1
私の解答
モジュール製品の部品の製品コードがA社とB社で異なる場合、統合後に2種類のコードが設定されるから。

IPAの回答
A社がB社から仕入れたモジュール製品製造用の製品のB社と異なる製品コードが設定されているから

多分当たっている。正答率も高いはず。

設問2
私の解答
棚卸責任者は、担当者の修正入力の在庫数量の妥当性を確認した後に承認入力を行う。

IPAの回答
登録入力ができる担当者と承認入力ができる責任者を別のものとする。

少し外れていると思う。なぜ、理由だけを判断して承認しているのか、理解できなかった。
しかも、本番では「職務分離」という箇所を読めていなかった。

設問3
私の解答
在庫移管前に、実地棚卸の在庫数量と在庫管理システム上の在庫数量を全件照合する。

IPAの回答
在庫移管開始前に全ての棚卸差異データの承認入力が完了していることを確認する。

項版1のコントロールを参考に回答。多分満点はつかないでしょう。

設問4
私の解答
在庫移管の実施後に最終出庫日をリカバリする計画となっていることを統合PTに質問する。

IPAの回答
システム担当者に質問し、最終出庫日が在庫移管日で置き換えられないことを確認する。

最初、B社データに限定した回答をしていたと思う。
だが、A社の在庫も移管されるはずなので書き換えた記憶が。。。

設問5
私の解答
取引件数及び品目数の増加に対応できる処理能力の増強が計画されているか。

IPAの回答
統合後の取引件数及び品目数の増加に対応できるシステムの処理能力が検討されていること

多分当たっている。正答率も高いはず。

問2
設問1
私の解答
レビュー指摘件数のカウント方法が標準化され、各プロジェクトが指摘区分ごとにカウントしているか。

IPAの回答
レビュー指摘件数としてカウントする指摘内容の判断基準が明文化され、各開発部に周知されているか。

最初は「各プロジェクトが指摘区分ごとにカウントしているか」で解答しようとしたが、
明らかに字数が余るので「レビュー指摘件数のカウント方法が標準化され」を追加した。
多分、設問1の本質は「レビュー指摘件数のカウント方法が標準化され」の方だと思う。
正答率はかなり低いと思われる。おそらく、私の点数が伸びたのはこの問いに答えられたからだと思う。

設問2
私の解答
品質管理部はPMの報告内容を審査し、次工程への着手を認めているか。

IPAの回答
実績値が指標値を下回った理由について、品質管理部が審査して承認していること

基準超えの場合の品質管理部の審査については記載があるので、素直に反応した。
少々表現が稚拙だったか。
難しくはないと思ったが、Webでの解答晒しを見るに、意外に正答率は低そうだ。

設問3 (1)
私の解答
レビューアごとの指摘の傾向から、障害要因の見逃しが発生していないか。

IPAの回答
レビューアによってレビュー観点が異なり、指摘区分に偏りが発生していないか。

単に表計算ソフトで集計しただけでは、監査手続の目的を読み取れない。
そのため、前段の障害多発を活用。
少し外していると思われる。少なくとも、集計結果では障害要因の見逃しは困難と思われる。

設問3 (2)
私の解答
すべてのレビュー記録表を確認する必要があるので、小規模PJやその他のPJも対象にする。

IPAの回答
表計算ソフトを使用して傾向を分析するなら、サンプリングではなく全件調査すべきである。

理由と改善? その区別がよくわからなかったし、公式回答でも何が理由に当たるのかが分かりにくい。
ただ、ドンピシャで当たっていると思う。正答率は低くはなさそう。

設問4
私の解答
障害の再発防止策や横展開を基にしたテストの実施が工程の完了判定基準に織り込まれているか。

IPAの回答
テスト標準で定められたテスト密度などの実績値が工程完了の判定基準に含まれているかどうか。

完全に外していると思う。
素直に考えたらこの1問をみても95点は難しいと思う。
もしくは「裏解答」のようなものがあるのだろうか。
私の問1設問3の場合のような。。。

問3
設問3にの回答に必要な記述が問題文にほぼ明記されていないので、この問題は地雷と判断しました。
解答しようとしたが5分でギブアップ。

今日はこんなところで。

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プロフィール

小林 健了

Author:小林 健了
取得資格: 中小企業診断士、技術士(電気電子部門、総合技術監理部門)、情報処理技術者 (ITストラテジスト等) 。主にITや製造現場の観点から、企業経営、コンサルティング、技術について情報提供してまいります。

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