いかがお過ごしでしょうか。
最近、巷でよく「ワーク・ライフ・バランス」という言葉が聞かれるようになりました。
「ワーク・ライフ・バランス」でGoogle検索をかけると、これだけ記事が見つかります。
「ワーク ライフ バランス」検索結果 (Google)
その中でも、Wikipediaでは、このように記載されています。
ワーク・ライフ・バランス - Wikipedia
ワーク・ライフ・バランスは、「仕事と生活の調和」と訳され、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを指す。 日本では少子化対策・男女共同参画の文脈で語られることが多いが、出生率向上・男女均等政策のみならず、労働時間政策、非正規労働者政策など働き方の全般的な改革に関わる。 平成19年末、政府、地方公共団体、経済界、労働界の合意により、「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」が策定され、現在、官民を挙げて様々な取組が進められている。 政府は、ワーク・ライフ・バランス推進のため、国民運動「カエル!ジャパン キャンペーン」を開始した。
うーむ、どうなのでしょう。
なかなか難しいところですが、私としては、少し納得が行かないところがあるので、書いてみようと思います。
1. 「個人と国の関わり方」について、言及がないこと
2. 「ワーク・ライフ・バランス」を実践することで、本当に仕事と生活のバランスが取れるのかどうかということ
1.については、以下の通りです。
確か、公民の授業では、国の経済を構成する要素は、「家計」「企業」「政府」と習いました。
つまり、個人としては、必ず、家計/企業/政府に対して、何らかのかかわりがあるわけです。
さて、先の「ワーク・ライフ・バランス」においては、基本的には「個人と仕事、個人と私生活のバランスをとりましょう」という意味合いだと思います。
ここに、「個人と政府」のかかわりがないように思います。
真に政府が国民のことを考えるのであれば、「個人と政府の関わり方および私生活や仕事とのバランスの取り方」に言及しても良いのではないかな、と感じました。
(例えば、行政サービスが地方税/住民税とバランスが取れているか、無駄に増税されていないか、なども監視すべきかと)
2.については、「もともと、昨今の日本人は、「ワーク」側よりも「ライフ」側に偏っているのではないか」という疑問が、個人的にある、ということです。
なぜなら、「おめでた婚」といって、若くてまだ生活力の基盤も整っていない時期に子供を佐々かって結婚したり、若くして、35年ローンを組んで自宅を購入する、という話が後を絶たないのです。
(注: 通常、日本の住宅の耐用年数は30年で、35年ローンでは、払い終わったころには住宅部分の資産的価値のほとんどを失います)
これらのような、個人の資産形成にとって大きなインパクトのあるイベントを早々に起こしてしまっているのです。
こうなると最早、必死こいて働くしかありません。
なぜなら、停止してしまうと、ローンを支払えなくなるためです。
さて、この、「働けなるとローンを支払えなくなって」破産してしまう、これのどこが、「ワークとライフのバランスが取れた状態」といえるのでしょうか。
「ライフ」の部分が肥大化していないでしょうか。
そういう意味では、現在においては、人から言われた以上にがむしゃらに働くか、自分の資産をある程度過小評価して、つつましく生活するほうが、より真の「ワーク・ライフ・バランス」に近づくのではないでしょうか。
つまり、政府の言う「ワーク・ライフ・バランス」により本当に仕事時間を短縮して私生活に時間を回せる人はごく少数で、多くの人は、より一生懸命働かなければならないのではないでしょうか。
私の言っていることが100%正しいかどうかは分かりません。しかし、政府の言っていることを鵜呑みにするのでなく、自分で考えてみること、このことを伝えたく、一文奉ってみました。
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