経営情報システム 試験問題を実態に近づけるには

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

中小企業診断士 1次試験の経営情報システムの難化度合いがひどく、一部には
「問題が実体の中小企業に即していないのでは」という指摘もあります。

そこで、独断と偏見ですが、どうすれば実態に合う問題を作れそうか、考えてみました。

1. Web技術やその活用事例の最新動向を解答させる
これは、中小企業が売上を伸ばすためのHPを作成する際に必要になると考えられます。
「Javaの技術を用いてXXXを実現する」という技術的な深い問題ではなく、
「SNSのグループ機能を使用して、趣味が共通する人に集中してアプローチする」
「公開HPに販売情報を書いて、広く一般にアプローチする」といった、
活用目的と活用方法をリンクさせる、活用技術の特徴を問う、活用する技術は極力最新のものとする、という
工夫があるとよいでしょう。

2. ISMSや個人情報保護といった、情報セキュリティ管理のフレームワークを解答させる
現在、情報セキュリティの確保は社会的な課題となっています。
その中でも、ISMSや個人情報保護等のISO関係のフレームワークでは、経営者のコミットメントが重要な要素となります。
ISMSや個人情報保護マネジメントシステム (以下、PMSという) では審査機関の認証が必要となるため、
すべての中小企業への導入はないことでしょう(当然ながら必要なところは導入する)。
とはいえ、ISMSやPMSの考え方は中小企業の経営者様においてもご理解は頂ければ、と思われることですし、
何より診断士としてISMSやPMSについて知っておくことは有用と思われます。
(場合によってはISMSやPMSの導入支援に携われる可能性もあります)
また、特にISMSでは、情報セキュリティ自体の水準を問われるものではなく、情報セキュリティ確保のための
Plan Do Check Actionが運用されていることを保証する基準ですので、IT専門家を対象としない中小企業診断士試験との
親和性も低くはありません。
そのため、ISMSやPMSの基本事項は、もっと問うてもよいと考えています。

3. バックアップの必要性、データバックアップ及び復元の実務
要素技術の面では、データバックアップは重要と思われます。
企業のデータを消失してしまった場合、事業継続が困難になり当該企業の信用失墜から取引量減少、
最悪の場合廃業となりえます。
他に要素技術はありますが、データバックアップは経営に直結する割合が高いものと考えることができます。
また、中小企業においても、バックアップの重要性やバックアップを取得されない場合のリスクへの理解が不十分であること、
IT投資は削減方向に考えられておりバックアップ装置が削減対象とされやすいことからも、データがバックアップされない
状態でITを運用している中小企業が多いと想定されます。
また、診断士の側も、まずはIT活用から提案するでしょうから、足元のバックアップへの優先順位が下がったり、
理解が不十分であったりする可能性も高いです。
バックアップを提案できるだけでも、診断士としての提案レベルが上がってまいります。
BCPが求められる現状では、データバックアップ関係だけは十分に学習が必要と思われます。

私も平成28年度の経営情報システムを解きましたが、自己採点は68点でした。まだまだ学びが必要です。

情報処理教科書 高度試験午後I記述 春期・秋期」にインタビューを、
情報処理教科書 高度試験午後II論述 春期・秋期」に体験記を寄稿しておりますので、
秋試験の学習に向けて是非ともお読みくださいませ。



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プロフィール

小林 健了

Author:小林 健了
取得資格: 中小企業診断士、技術士(電気電子部門)、情報処理技術者 (ITストラテジスト等) 。主にITや製造現場の観点から、企業経営、コンサルティング、技術について情報提供してまいります。

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