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ITストラテジスト午後2 平成28年問3 「IoTに対応する組込みシステムの製品企画戦略について」 (その2)

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

本日は、ITストラテジスト午後2 平成28年問3 「IoTに対応する組込みシステムの製品企画戦略について」についてコメントいたします。
今回は「その2」です。「その1」は、こちら

この問題の特徴は、設問イで「既存システムを基にしたIoTの活用」「IoTを実現する統合システム」という2種類の解答のいずれかを選択できることです。特に、後者については、今まで出題されていない「組込みシステムのITストラテジストとエンタープライズ系のITストラテジスト」の連携について解答することが求められています。今回は、設問イで「IoTを実現する統合システム」を選択した場合の記事となります。

設問アと設問ウの内容は、「その1」と同じです。

設問アでは、「IoTに対応する組込みシステムの製品企画の概要、企画に至った経緯、既存システムの市場、新分野、新市場の内容と特徴が問われています。
製品企画の概要では、問題文に指定はありませんので、準備した内容で対応します。企画に至った経緯については、
問題文にあるように、インターネットの普及により組込みシステムの利用を拡大させる、となります。ただ、ITストラテジストとして、
単に組込みシステムの利用を拡大させるということにとどまらず、自社製品の競争力を高める、事業を優位に展開する (平成28年問1から引用) 、新規市場に参入するというところまで言及するとよいでしょう。
既存システムの市場としては、特定の領域・環境を対象とする狭い市場を記述するとよいでしょう。新分野としては監視・制御がよいでしょう。新市場は問題文に記述はありませんが、組込みシステムに合わせて新分野に進出しやすい新市場を選定するとよいでしょう。

設問イでは、組込み系、エンタープライズ系の双方で検討すべき役割分担・立案の内容、及び配慮すべきと考えた事柄とその理由について解答します。
こちらのほうが問題文の文意を理解しやすいので、試験委員殿としては受験生をこちらの回答に誘引したかった、もしくはこちらに主眼を置いていたものと思われます。
組込み系、エンタープライズ系の双方で検討すべき役割分担・立案は今までに出題されていない観点ではありますが、具体的な内容は問題文に記載されていません。
ここは自ら編み出して解答する必要があります。
尤も、ネットワークに接続する前提の組込み「機器」 (単体ユニット) を企画されたことがある方ですと、ネットワークの先のシステム、
そのシステムの企画立案者と連携して活動しているはずですから、実務経験をお持ちの方がかなり優位になると思われます。
配慮すべき事柄については問題文に
・組込みシステムの特徴が生かされた製品企画か否かを双方で十分に検討する
・技術的な内容を共有する
・新たな機能を追加して柔軟に対応しながら参入しやすい製品企画を立案する
となります。最後の項目の先頭には「要件によっては」といかにも除外してよいよ、というサインが出てはいますが、
本番では敢えて組込みシステム側として「新たな機能を追加して柔軟に対応しながら参入しやすい製品企画」が必要な
システムを選定し、加点を狙いに行ったほうがよいでしょう。
「要件によっては」の部分は、逃がすのではなく、取りに行く。
また、取りに行くことで、「製品企画を立案」という要素が他にないので立案した内容の参考としやすくなります。
理由については問題文に例示がないので、自ら編み出す必要があります。

設問ウでは企画に対する評価と今後の改善や発展について問われています。
問題文のヒントがありませんので、自らの知見を基に書く必要があります。
ですが、おそらく、ノーヒントで評価、改善点、発展させるべき点を解答しても、おそらく「開発者の視点で製品自体の評価を書く」というケースが多発する可能性が高いと考えています。
これを防ぐためにも、組込みシステムのITシステムの午後2 問3の問題を今のうちに確認しましょう。
いずれの問題でも、製品の競争力を高める、市場優位性を確保する、付加価値を高めるといった点が問われていますので、
・売上、利益、シェアが伸びたか
・顧客から講評の声を受けているか
・その他、組込みシステムが属する事業の事業目標を達成できたか、特に新規市場に参入できたか
という観点で評価するとよいでしょう。
これらを基に改善点や発展させるべき点を解答します。
午前2で出題される「アンゾフの成長モデル」を基に、製品の拡大だけでなく市場の拡大についても解答できると、ベターですね。

本問は、1問で複数通りの解答が可能なように (組込みシステムのITストラテジストにとっては実質的に4問中1問解答可能となっている) 工夫はされていますが、反面問題文のヒントが少なくなっているので書ききるには具体性を現場で編み出せる必要があります。問われていることは平易ですがアウトプットされた論文においては実力差がかなり出ていると思います。

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私が所属するJISTAの関東支部で、11/12に「JISTA関東支部オープンフォーラム2016」という
イベントを実施します。
ITやビジネス、その両方に興味をお持ちの方、是非ともご参加ください。
ITコーディネータ、中小企業診断士、技術士の皆様にもおすすめです。

<開催概要>

【名 称】 「日本ITストラテジスト協会オープンフォーラム2016」
【主 催】 日本ITストラテジスト協会(略称:JISTA)関東支部
【テーマ】 「未来を見据えたIT戦略のあり方、最新技術に応じたビジネスの仕方」
【開催日時】 2016年11月12日(土)13:30~17:30 (受付開始 13:00)
【会 場】 秋葉原UDX GALLERY NEXT-1
【定 員】 160人
【オープンフォーラム 参加料】
     当日支払い    :3,000円
     事前申込み(一般):2,500円
     事前申込み(会員):1,000円 ★2016年は1,000円となりました!
【お申込み】 http://jista2016.peatix.com/

・本フォーラムのパンフレットはコチラです。

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情報処理教科書 高度試験午後I記述 春期・秋期」にインタビューを、
情報処理教科書 高度試験午後II論述 春期・秋期」に体験記を寄稿しておりますので、
秋試験の学習に向けて是非ともお読みくださいませ。



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ITストラテジスト午後2 平成28年問3 「IoTに対応する組込みシステムの製品企画戦略について」 (その1)

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

本日は、ITストラテジスト午後2 平成28年問3 「IoTに対応する組込みシステムの製品企画戦略について」についてコメントいたします。

この問題の類題は平成24年問3 「技術動向の分析に基づいた組込みシステムの企画について」となります。本問では、「技術動向の分析」として、IoTに限定した、と考えることができるでしょう。
この問題の特徴は、設問イで「既存システムを基にしたIoTの活用」「IoTを実現する統合システム」という2種類の解答のいずれかを選択できることです。特に、後者については、今まで出題されていない「組込みシステムのITストラテジストとエンタープライズ系のITストラテジスト」の連携について解答することが求められています。今回は、設問イで「既存システムを基にしたIoTの活用」を選択した場合の記事となります。

設問アでは、「IoTに対応する組込みシステムの製品企画の概要、企画に至った経緯、既存システムの市場、新分野、新市場の内容と特徴が問われています。
製品企画の概要では、問題文に指定はありませんので、準備した内容で対応します。企画に至った経緯については、
問題文にあるように、インターネットの普及により組込みシステムの利用を拡大させる、となります。ただ、ITストラテジストとして、
単に組込みシステムの利用を拡大させるということにとどまらず、自社製品の競争力を高める、事業を優位に展開する (平成28年問1から引用) 、新規市場に参入するというところまで言及するとよいでしょう。
既存システムの市場としては、特定の領域・環境を対象とする狭い市場を記述するとよいでしょう。新分野としては監視・制御がよいでしょう。新市場は問題文に記述はありませんが、組込みシステムに合わせて新分野に進出しやすい新市場を選定するとよいでしょう。

設問イでは、どのような観点・手順でIoTを活用すべきシステムを選択し、新たな価値を付加したかを解答します。
問題文の記述だけでは分かりにくい点はありますが、
・どのような観点でIoTを活用すべきシステムを選択
・どのような手順でIoTを活用すべきシステムを選択
・付加された新たな価値
を解答するとよいでしょう。
なぜならば、問題文に「IoTに活用すべきシステムを選択し、製品企画を立案する」とあるので、この一文と設問文の比較を行うと
「新たな価値を付加したか」 = 「製品企画を立案する」に対応しているからです。
設問イの骨子としては、組込みシステムが外部との情報のやり取りを行うことが可能となることを根拠とした「情報の利活用によるサービス」が可能となるか、「データ解析による新たな価値の創造」が可能となるか、という観点を設定します。
観点を設定した後は、事例調査、調査に基づいた分析、関連部門との協議という手順でシステムを選定します。
最近の過去問では、今回を含め3年連続で関連部門との協議、作業指示、作業結果評価といった、関連部門とのやり取りが発生しています。これら、定番として解答できるようにしましょう。
事例調査や分析の具体的な手順については、平成28年問2の3例を援用するとぶれずに書ききることができるでしょう。
今回の設問イでは2通りの回答が可能となる反面、問題文に記載されたヒントの分量が少ないため、書ききるにはいかに自らで内容を具体化できるかがキーとなります。

設問ウでは企画に対する評価と今後の改善や発展について問われています。
問題文のヒントがありませんので、自らの知見を基に書く必要があります。
ですが、おそらく、ノーヒントで評価、改善点、発展させるべき点を解答しても、おそらく「開発者の視点で製品自体の評価を書く」というケースが多発する可能性が高いと考えています。
これを防ぐためにも、組込みシステムのITシステムの午後2 問3の問題を今のうちに確認しましょう。
いずれの問題でも、製品の競争力を高める、市場優位性を確保する、付加価値を高めるといった点が問われていますので、
・売上、利益、シェアが伸びたか
・顧客から講評の声を受けているか
・その他、組込みシステムが属する事業の事業目標を達成できたか
という観点で評価するとよいでしょう。
これらを基に改善点や発展させるべき点を解答します。
午前2で出題される「アンゾフの成長モデル」を基に、製品の拡大だけでなく市場の拡大についても解答できると、ベターですね。

本問は、1問で複数通りの解答が可能なように (組込みシステムのITストラテジストにとっては実質的に4問中1問解答可能となっている) 工夫はされていますが、反面問題文のヒントが少なくなっているので書ききるには具体性を現場で編み出せる必要があります。問われていることは平易ですがアウトプットされた論文においては実力差がかなり出ていると思います。

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イベントを実施します。
ITやビジネス、その両方に興味をお持ちの方、是非ともご参加ください。
ITコーディネータ、中小企業診断士、技術士の皆様にもおすすめです。

<開催概要>

【名 称】 「日本ITストラテジスト協会オープンフォーラム2016」
【主 催】 日本ITストラテジスト協会(略称:JISTA)関東支部
【テーマ】 「未来を見据えたIT戦略のあり方、最新技術に応じたビジネスの仕方」
【開催日時】 2016年11月12日(土)13:30~17:30 (受付開始 13:00)
【会 場】 秋葉原UDX GALLERY NEXT-1
【定 員】 160人
【オープンフォーラム 参加料】
     当日支払い    :3,000円
     事前申込み(一般):2,500円
     事前申込み(会員):1,000円 ★2016年は1,000円となりました!
【お申込み】 http://jista2016.peatix.com/

・本フォーラムのパンフレットはコチラです。

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中小企業診断士 2次試験、お疲れ様でした。

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

昨日の、中小企業診断士2次試験を受験された皆様、お疲れ様でした。
今日は無理をしないように業務に励んで頂ければと思います。
また、再現答案のほうは、すぐに作ってくださいね。
(私は試験結果を見るのが怖かったので再現答案の作成は合格発表後でした。説得力ありませんね)

皆様のご武運、お祈りしております。

私のほうは、ファイナンシャルプランニング技能士2級の合格発表日、早めに確認します。
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技術士二次筆記試験、合格発表されました

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

本日、技術士二次試験筆記が合格発表されました
皆様の結果はいかがでしたでしょうか。
合格された皆様、おめでとうございます。
皆様は、合格率が20%弱の試験を通過された優秀な方です。
自信を持って進んでください。
涙を呑まれた皆様、どうか懲りずに来年の受験をご検討下さいませ。
(私は、合格発表のときには午前からは見ないで帰宅してから確認しました。
合格していた自信がなかったので。。。)

ただし、技術士二次筆記試験の合格も、通過点に過ぎません。
これから、口頭試験の準備を進めなければなりません。
平成28年度技術士第二次試験筆記試験に合格された方へ」と、日本技術士会からの
お知らせがあるのでご一読ください。

技術士の口頭試験では、多くの部門では1割は不合格となります。
受験生が少ない部門ではさらに不合格の割合が上昇することもあります。
油断しないでご準備ください。
具体的には、
・出願した時の経歴、小論文の確認
・課題解決論文の再現 (受験直後に再現しているはず) 、誤解していた点の復習
・口頭模擬試験の受験
が必要です。
私も、口頭試験があった年の11月は、これら準備のために休日は家から一歩も出ずに練習していたことを
思い出します。
特に、小論文は「合格しない」と高をくくって提出してしまったため大変苦労しました。
皆様も、最低限の労力で口頭試験を突破し、無事に技術士登録されることをお祈りしております。

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「JISTA関東支部オープンフォーラム2016」の告知

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本日、中小企業診断士2次試験です

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

本日10/23は、中小企業診断士2次試験の試験日です。
月並みですが、皆様のご健闘をお祈りします。

まず、この記事を受験前に読んでいる方、まずは、第一関門である時間管理は達成できています。
その調子で本番に臨んでください。
次に、早めに出発しましょう。

おそらく、緊張して直前にテキストを読むこともできないかと思います。
ですが、少しでも深呼吸して、落ち着いて行きましょう。
落ち着いて、本文に立ち戻って対応してください。

おひるごはんのときも、当分補給のときも、眠くならないように、
320分間ですがコーヒーを投入するなども効果的です。

皆様のご健闘をお祈りしております。
合格後には「タキプロ」でお会いしましょう。

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明日10/23は、中小企業診断士2次試験です

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

明日8/6、あさって8/7は、中小企業診断士1次試験の試験日です。
月並みですが、皆様のご健闘をお祈りします。

ここまでの勉強の進み具合、いかがでしょうか。
思い通りにいかない方も多いかもしれません。
私も、思い通りに勉強が進まかった思い出があります。

ですが、最後まで体調管理に気を付けながら、
困ったときには与件に立ち戻りながら問題を解いていると、
大きく外すことはありません。

自分が苦しいときには皆も苦しい。
それでもベストを尽くす。
それを心がけて頂ければと思います。

中小企業診断士受験生にとって怒涛の期間が始まりますが、どうか乗り切って頂きたいと思います。

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情報処理安全確保支援士制度が始まります

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

10/21に、情報処理安全確保支援士制度の概要が紹介されました。
同時に、情報処理安全確保支援士試験のシラバスも公開されました。

現状の情報セキュリティの脅威が増し情報セキュリティへの監視が高まりがある一方、
対象者であるIT人材に対する支援士登録をいかに動機づけするか、が課題になると思われます。
課題は、
・費用/労力対効果を日本全体で担保できるか
 (取るだけとって看板だけにならないか)
・情報処理安全確保支援士という士業の地位を確立できるか
 (私の場合は、すでに保有している中小企業診断士と技術士があれば支援士まではよほどのメリットがないと。。。と考えてしまいます)

私の場合は、初年度は早めに登録するかもしれませんが、その後の更新は更新年度での当該制度の定着度合いを見てからの判断になりそうです。

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ITストラテジスト午後2 平成28年問2 「IT導入の企画における業務分析について」

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

本日は、ITストラテジスト午後2 平成28年問2 「IT導入の企画における業務分析について」について
コメントいたします。

この問題の類題は平成21年問2 「情報システム活用の促進策の立案」その他
ITを活用したテーマ全般です。
その中でも、「真の原因」「真の問題」を発見させて、そこに向けた解決策を解答させている点、平成21年問2と
同様の傾向を見て取ることができます。

設問アでは、事業目標の概要、事業特性及び業務分析が必要となった背景が問われています。
事業目標の概要と業務分析が必要となった背景には、問題文内に例示があるのでそれにしたがって対応しましょう。
事業目標は「事業全体の業務の効率向上・スピードアップ」といった業務改革に関する事項、
「新規事業による売上拡大」といった新規事業に関する事項のいずれかを設定します。
特に業務改革のほうでは、単なる業務の効率向上ではなく、全体最適化の視点が求められます。
業務分析が必要となった背景には、既存のITがボトルネックとなっている、もしくは新しいITにより
業務改革、新規事業が実現できる事例が増えていることを解答します。
事業特性については準備した内容で対応します。ここで、設問イの性能要件に回答できるよう、
対象組織や対象事業の規模を定量的に記載することを推奨します。

設問イでは、真の問題を発見し原因を究明した際の手段及び工夫、機能と性能の条件を含んだIT導入の企画内容が
問われています。
今までの採点講評の内容を考慮すると、試験会場で「表面的な問題の解決に終始しないようにしよう」
「単なるシステム改善にならないように注意しよう」といったことを留意できるくらいに準備する必要がありました。
問われていることは平易ですが、アンチパターンにはまりやすい点、採点基準が高くなっている可能性が高い点には
十分に留意する必要があるでしょう。
それだけ、真の問題への対応や設問内での真の問題発見からIT導入の企画内容までがつながっていることが重要と言えます。
問題文に記載されている前提として、このプロセスは、ITストラテジストが一人で行うのではなく、事業部門と一緒に
作業したストーリーとします。

真の問題を発見するまでの手段には、業務内容、業務プロセス、IT活用などの現状調査、問題の関連付け、潜在化している問題の発見、経営全体の俯瞰等による真の問題の発見、を行うことが求められます。
その原因の究明については問題文で例示されていないので、自身で考えます。
工夫については業務の可視化、フレームワークの活用による全体の網羅性確保及び事例調査が紹介されています。
基本的に真の問題の発見から原因の究明までと上記の工夫の関連は問題文に例示されていないので、自分で考える必要はあります。
この中で事例調査の折り込み方法が難しいかもしれませんが、原因の究明までの時点で事例調査を行うため、
論旨の組み立てとしては「事例ではこのようなITを使って成功した、だから自社でもこのITを使おう」というよりは
「事例ではこのような問題を抱えていてこのような原因と特定した、そこにITを使って解決できたのだから
使ったITと元々の原因分析は正しかったと想定される」ということで、原因を推定するという位置づけでの
活用がよいと考えます。
また、冒頭の「新しいITにより業務改革、新規事業が実現できる事例」が増えていることについても、ここの事例調査で
改めて検証するというストーリーも有効です。
真の問題への対応としてのIT導入の企画の内容も問題文には記載されていないので、自分で考えます。
機能は、真の問題や原因に対応したものである必要があります。
性能は定量的に記載すること、その意味では設問アの時点で対象組織の規模を定量的に記載しておく必要があります。

設問ウでは、事業部門への投資効果の説明及び改善すべきことについて問われています。
ここでは投資効果だけ答えればよいように思われるかもしれませんが、問題文の
「その上で、投資規模、ITの導入範囲などを検討し、事業部門に対してIT導入の投資効果を説明する必要がある」
という記載に注目します。設問イでは投資規模やITの導入範囲などは問われていませんので、設問ウの構成としては
・投資規模の検討
・ITの導入範囲の検討
・コスト削減効果や売上増加効果の検討を含んだIT導入の投資効果の説明
・改善すべきこと
という流れになるでしょう。
最近の設問ウでは「報告先にはとりあえず投資効果を説明して見やすいプレゼンを行った、と書いておこう」という方も
ある程度いらっしゃるかもしれません。他方、問題文を吟味すると設問ウで他に回答すべきことが見出されることもあります。
問題文をしっかりと読みながら設問ウにも対応していきましょう。

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ITストラテジスト午後2 平成28年問1 「ビッグデータを活用した革新的な新サービスの提案について」

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

本日は、ITストラテジスト午後2 平成28年問1 「ビッグデータを活用した革新的な新サービスの提案について」について
コメントいたします。
今年のITストラテジスト全体を通しての感想としては、
・いずれの問題も、何か書けそうな雰囲気がある (平成27年問1 「ITを活用したグローバルな事業について」のような、
 経験者でないと書ききれないと思われるような問題はなかった)
・ビッグデータ、IoTなど、先端技術について問われる設問が多かった
です。

では、問1について見て行きましょう。
この問題の類題は平成25年問1 「経営戦略活用に向けた戦略的なデータ活用について」です。
上記問題との違いは、やはり、「自社向けのデータ活用の提案か、データ活用を提供する事業を提案するか」です。
ですので、おのずと、設問ウでマネジメント層に報告する際の情報も変化してきます。

設問アでは、事業環境、事業概要及び事業特性が問われています。
問題文には明記はありませんが、例えばセンサと通信技術の向上によって生産設備の稼働状況と製品の品質情報といった
膨大な情報を収集できる環境にある、電子カルテ、医療画像情報、投薬情報などの非構造化データが多く存在する環境にある、
そして事業を優位に展開する必要がある背景 (新規参入を果たす、逆に既存分野での巻き返しを図る、等) を
事業環境として記述するとよいでしょう。
事業概要及び事業特性については準備した内容で対応します。

設問イでは、ビッグデータを活用した革新的な新サービス、顧客や状況、効果や効能、実現方法及び今までのサービスとの違いについて
問われています。
「革新的な新サービス」ということがで答えにくいものという印象を与えてはいますが、問題文に例示はあります。
例示を使って考えていくと、
・顧客や状況
例1: 製造業の顧客
例2: 医療機関の顧客
※状況についての記述は少ないので、ご自身で準備
・効果や効能
例1: 生産設備の最適設定、予防保守などの新サービス、生産管理、物流管理の高度化
例2: 副作用が少ない処方箋の作成
※さらに、「これらを成して、事業をどのように優位に展開できるか」について言及できるとベター
実現方法
例1: センサと通信技術の向上により収集可能となった生産設備の稼働状況と製品の品質情報の相関を分析するシステムを設置
例2: 医療画像情報の認識技術や電子カルテ、医療画像情報、投薬情報などの非構造化データに対する統計的な処理方式を確立する
今までのサービスとの違い
※今までのサービスとの違いについての記述は少ないので、ご自身で準備
問題文の記述をトレースしていくだけで、「革新的」だからと言って突飛なことを書く必要はなく、
7割程度は問題文の記述を参考にできることをご理解いただけるかと思います。

この問題では、検討結果だけを淡々と記述することが重要になります。
過去問では検討の着眼点などが問われることもありましたが、本問ではそれはありません。
検討結果に対する理由は必要ではありますが、検討過程を述べていく必要がないことにはご留意ください。

設問ウでは、マネジメント層への提案方法、マネジメント層から受けた評価、及び改善の余地があると考えている事項について問われています。
具体的な記載要素は少ないようには思われます。
定番的なところでは、
・新サービスの単体の事業計画、収支計画の明示。単なる「投資対効果」にはとどまらない話。
・図表を用いた効果的なプレゼン
といったところでしょう。
ですが、本問の冒頭に記載されいている
・事業を優位に展開できること
を、初心に戻ってどのようにマネジメント層に訴求するか、についても記述があるとよいでしょう。
この点、問題文にも記述はありますし、平成25年問1との違いを意識しています。
上記の観点で100字ずつを準備し、マネジメント層からの評価、改善事項を自ら考えて記述することで、
規定の600字以上は確保できるでしょう。

このような形で、以降、問題解説を続けてまいります。

情報処理教科書 高度試験午後I記述 春期・秋期」にインタビューを、
情報処理教科書 高度試験午後II論述 春期・秋期」に体験記を寄稿しておりますので、
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情報処理技術者試験、お疲れ様でした。

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

情報処理技術者試験 (10月16日)を受験された皆様、お疲れ様でした。
いかがでしたでしょうか。
満足にできた方もそうでない方も昨日は試験後にゆっくり休まれたかと。
また、今日から日常を頑張りましょう。

今回も、午後2論述問題に関しては私のほうで解説等を行っていきたいと考えています。
今回は、昨年のITストラテジストの「グローバルな事業」、ITサービスマネージャの「財務管理」「供給者管理」といった
書きにくい問題はどの区分にもなかった印象です。
そこそこ皆様が書けるテーマのため、論文のできがよくないと例年と比較すると合格は難しいかもしれません。
そのあたりにも触れられればと思います。

何はともあれ、皆様、お疲れ様でした。

情報処理教科書 高度試験午後I記述 春期・秋期」にインタビューを、
情報処理教科書 高度試験午後II論述 春期・秋期」に体験記を寄稿しておりますので、
秋試験の学習に向けて是非ともお読みくださいませ。



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本日は情報処理技術者試験

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

なかなか更新できずにおりましたが、10月は試験の秋です。

情報処理技術者試験 (10月16日)は本日です。
皆さん、ここまで勉強できた方、できなかった方、本日の調子が万全の方、そうでない方等いらっしゃるかと思いますが、
それでも全力で取り組みましょうね。

また、今回は、「無事に」全国で試験が実施されます。
前回の地震の件もあり、全国で試験が実施されることは当然の事項ではなくなりました。
何事もないことかもしれませんが、そのありがたみを強く感じるところです。
補足ですが、九州地区では初めての情報セキュリティマネジメントでの受験日となります。

試験を受験できることは、天変地異もあるかもしれませんが、さらに、当日に業務が入らないこと。
これは上司の配慮もあってのこと。
他にも家族が許してくれること。
周囲の協力もあってのこと。
改めて、いろいろと感謝しながら受験しましょう。
勉強していないからと言って、ぞんざいな態度で受験しないように。

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10/16は情報処理技術者試験

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

なかなか更新できずにおりましたが、10月は試験の秋です。

情報処理技術者試験 (10月16日)が明日に迫りました。
皆さん、頑張りましょう。

・・・今日は、このくらいで勘弁してください。

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技術士一次試験、お疲れ様でした。

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

10月の試験第一弾、技術士一次試験 (10月9日)が、きょう実施されました。
対象の皆様、お疲れ様でした。
皆様の結果はいかがでしたでしょうか。

選択式では規程解答数以上を解答すると失格になる等、この試験の罠ともいえる制約がありますが、
どうかこれらに引っかからず、合格されていることをお祈りします。

次の情報処理技術者試験 (10月16日)中小企業診断士二次試験 (10月23日)でも、無事の合格をお祈りしております。

では、気を取り直して、どうか連休の最終日をお楽しみくださいませ。

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10月は試験の秋

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

なかなか更新できずにおりましたが、10月は試験の秋です。

技術士一次試験 (10月9日)
※ 明日実施!!

情報処理技術者試験 (10月16日)

中小企業診断士二次試験 (10月23日)

試験を受験される皆様のご健闘をお祈りしております。
私としても、皆様が勉強を継続できるよう、情報提供を継続する所存です。

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「埼玉オータムフォーラム」 (新人歓迎交流会)、ありがとうございました。

こんばんは。Cobbyこと小林 健了です。

「埼玉オータムフォーラム」 (新人歓迎交流会)が、本日開催されました。
参加された皆様、関係者の皆様、一緒に準備くださった皆様、ありがとうございました。
埼玉県中小企業診断協会の良さが、少しでも伝われば、と願っております。

準備担当の人間がこういったことを申し上げるのも何ですが、フォーラムはマイルストーンではあるものの
1つの行事にすぎない、と考えることもできます。
以下に、後続の月次の定例会、研究会、実務従事及び事業への参加者の増加、そして一般会員が準備する
次の行事としての2017年フレッシュフォーラム準備、といった行事や課題があります。
そこで一緒に頑張ってくださる、一緒に研鑽する仲間を自然に増やせるよう、協力してまいる所存でございます。

最後に、復習としてのチラシの再掲を。

20160813_チラシ_デザイン_秋バージョン_3印刷用(新人用)

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プロフィール

小林 健了

Author:小林 健了
取得資格: 中小企業診断士、技術士(電気電子部門、総合技術監理部門)、情報処理技術者 (ITストラテジスト等) 。主にITや製造現場の観点から、企業経営、コンサルティング、技術について情報提供してまいります。

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